古代、

褒めることは

大事な神事のひとつ
でした。


古事記にも、

代々の天皇陛下が行った

国見儀礼についての記載があります。


国見とは、

天皇陛下が

高いところに昇り、

見下ろした土地を褒める
という行いでした。


また、

国見を行ったのは、

天皇陛下だけでなく、

その地方を司る人たちが

行うこともあった
ようです。


万葉集にも、

国見の際の和歌が残っています。




でも、

何故、

褒めるのでしょうか?


それは、

その土地や

そこに住まう人たちが

これから豊かに潤うように、

先に褒めることで

予言するような意味合い
が込められていました。



秋に沢山の実りを収穫出来るように

先に土地を褒めておくというわけです。


当時の人たちが

言葉の力を信じていたからこそ、

このような神事が行われていたのでしょう。


これもまた、

昨日書いた通り、

日本人の言霊信仰の表れと言えますね。

昨日の記事はこちらから



(ということは、現代でも、
 天皇陛下が各地を周られて、
 その際に、その土地やそこに住まう人たち、
 企業の成果等を褒めてくださっていますが、
 それもまた、とても大事な神事なのかもしれませんね。
 天皇陛下が各地を訪問することは公務という名に変わり、
 私たち国民もまた神事について教わることもなくなりました。
 そういう意味があったのだと知ると、ご公務のニュースも、
 なんだか違って見えて来ますね)






私たちは国を治めたり、司るような

凄い立場に居ない人がほとんどだと思います。


ですから、

個人には、

その土地を潤すだけの言葉の力は

無いかもしれません。


けれども、

私の世界を治め、司っているのは、

間違いなく 「私」
です。


ですから、

自分を含め、

私の世界に住まう

周りの人たちのこと、

環境のこと、仕事のこと、

家や物などを、

もっと褒めてあげても

良いのかもしれません。





そしてそれは、

予め、褒めることが大切なのです。


後から結果を褒めるのではなく、

先に褒めるから、


言葉の通りに

導かれていく
ということです。


これこそが、

引き寄せの法則の力というものではないでしょうか?




今日は、

沢山褒めてみましょう。


命あるものも、そうでないものも、

目に付く限り、

褒めてみませんか?


きっとその言葉が

先回りして、

あなたの現実を

良い方向に導いてくれる
ことでしょう。


「心優しい素敵な人ね」

「健やかな心を育める、健康な体ですね」

「着ている人が嬉しくなる素敵な服だ」

「まぁ、なんと豊かな土地なのだろう」

「素敵なお家ですね」

「住まう人の豊かさや健康が約束された
 とても素晴らしい家ですね」

「なんて可愛い猫なのでしょう。
 一緒に居るだけで幸せな気分になるよ」

・・・


どうぞ沢山褒めて、

後の実りを受け取ってくださいね。





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ありがとうございます。

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